井尻の現場です。
まずは床掘(とこぼり)といって基礎をつくる場所を掘っていく作業です。
今回の土地は埋蔵文化財の包蔵地に入っており、市役所の立ち合いが必要でした。
井尻は比較的浅い層でも遺跡(竪穴住居の柱の跡など)が出てくる可能性が高い地域のようで、役所の方も熱心に掘削作業を見守っていました。
話を伺うと赤茶色の粘土質の層の中に丸や四角の黒いカタチが分散して出てくることがあり、それが昔の柱の跡のようです。大きさは電柱くらいのサイズから大きいものだと1m×1mほどの跡もあるそうで、太古のロマンを感じる一方、自分の現場で見つかったら工事がストップして大問題です。
立ち合いの結果特に何も発見されず、ひと安心。
来週はいよいよ配筋工事です。


