意外と難しいエアコンの位置

住宅設計において、場所に困るのがテレビとエアコンです。
テレビについてはスマホやタブレットそしてプロジェクターなど
映像を見る媒体が増え、場所を固定する必要が薄れてきています。

ただエアコンはどうしても固定になります。
おまけに配管経路と室外機の場所も考えておかないといけません。
間取りによってはかなり悩むことがあります。

室内ではリビングなどデザインにこだわる空間の中に
ポツンと主張するエアコン

埋め込んで格子で隠すなど、
何とか存在感を消そうとしますが、
そうするとエアコンの能力が十分発揮できなかったり、
メンテナンスがしづらかったりと
不都合が出てきてしまいます。

床置きエアコンという選択

そんな時おすすめするのが床置きのエアコンです。
おそらく見たことない人がほとんどではないでしょうか?

最初の写真の中央(柱の横)にある白い四角い物体が床置きエアコンです。
ダイキンやパナソニックなど数社が出しています。

床置きエアコンのメリット

・家具に組み込むことで目立たず、空間のデザインを壊さないこと

・床にあるので足元が温まりやすいこと

・日頃のメンテナンスがとても楽なこと

壁掛けのエアコンはどうしても目立ってしまいます。
床に置くと、天井付近に邪魔なものがなくなるので空間がすっきりします。

そして暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へと動くのですが、
壁掛けだと高い位置にあるのでどうしても足元が温まりにくい
その点床置きだと低い位置から温かい風が出るので、
足元が寒くなくて、快適です。

メンテナンス性については、高い位置にあるとイスや脚立が必要で
どうしてもおっくうになりがちです。
その点床置きはとても楽です。
掃除機をかけるついでにフィルターのほこりとりができます。

床置きエアコンのデメリット

デメリットは壁掛けに比べてやや割高になることです。
家電量販店ではあまり取り扱いがないため、
業者に依頼しなければなりません。

エアコンの場所問題。
床置きが解決策の一つではありますが、
今後も悩み続けることになりそうです。

福田建築設計室 一級建築士事務所

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