先日お会いしたお客様
建築家にお願いして家を建ててもらったんだけど、とても人間味あふれる方で仕事も熱心にしてくれた。また工事の方もとても丁寧につくってくれたし、家はとてもステキでつくりとしては悪いところが見当たらない。
けれど我慢して暮らしている
能力に問題はなかった。
彼と視点が違ったみたいとおっしゃってました。
建築家と呼ばれる人の中には建築を作品ととらえ、美しさやかっこよさを追求する方がいます。
またその美しい空間で暮らしたいと望むお客様もいると思います。
その反対で美しさよりも暮らしやすさを重視する人もいます。
毎日の家事・くつろぎ・食事・睡眠・・・
自分が望んだ生活が不便なくできることが大事と考えるお客様もいると思います。
建築家にいろんなタイプの人がいれば、住む人もいろんなタイプがいます。
ではわたしたちはどんなタイプなのか
「用の美」ということばがあります。使い勝手の良いものは美しいという意味です。
暮らしやすさを追求していくことで美しい空間になることが理想です。
住む人が何を求めているのか。どのように暮らしたいのか。
それをしっかり読み取り、プロとしてより良い暮らしを提案したい。
家族みんなが日々満足して豊かに暮らせる家をつくることが
わたしは何より大切だと思います。
建築家の視点と住む人の視点
お互いが歩み寄り、同じ視点になることが良い家づくりには必要なのだと思います。