リフォームの現場です。今回は一般的なグラスウールを採用しました。ただ種類と施工方法を間違うとかえってリスクが伴います。


現在の新築住宅において、尺寸法による単位から91㎝という基準が多く採用されています。つまり1坪=畳2枚分が182㎝×182㎝となります。それに合わせて建築材料のメーカーも商品を作っています。しかし、少し前の家では95.5㎝や97㎝など広めになっていることがあり、同じ6畳の部屋でも広さが違います。


今回のリフォームでは97㎝という単位でつくられていました。そこで問題なのがグラスウールのサイズです。多くの家の標準が91㎝なので、断熱材メーカーもそのサイズに合わせて作られています。そのまま使うとスキマができた状態になるわけです。


ではどうするかというと、各メーカーには袋入りのグラスウールと裸のグラスウールの2種類があります。袋には防湿機能があり、その袋を幕のように施工することで、室内の水蒸気が壁の中に入らないようになり、壁内の結露を防ぎます。ただ今回はその袋入りのサイズが合わないため、裸のグラスウールを採用し、後から防湿のフィルムを貼るという2段階の施工にしました。これにより壁には隙間なく断熱材が入り、湿気も防ぎます。


2種類の施工スピードを考えると袋入りが圧倒的に早いです。しかし、現場に即したものを使わないとせっかくの断熱材が100%機能しません。今回壁には裸のものを採用しましたが、天井はサイズの制約がなかったため、袋入りを使っています。


リフォームに限らず、新築住宅においても、グラスウールの断熱材の施工方法が間違っていることがよくあります。隙間なく入れることと、室内側で防湿層をしっかりと形成することがとても重要です。



ピンク色のものが袋入りグラスウール。その右の白い束が裸のグラスウール。

柱の間のサイズに合わせて断熱材を切って入れます。その後防湿フィルムで全体を覆います。

出窓の壁は盲点かも。こちらも断熱材をしっかり入れてもらいます。

現在住宅ローン減税の控除期間が10年から13年に延びていますが、今年の末までに入居することが条件となっています。ですがその期限が1~2年延長しそうです。検討段階ではありますが、慌てて建てようとしている方はまだ余裕が生まれそうです。大きな買い物なのでじっくりと検討してみては。



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