桂離宮/京都府

少し前ですが念願の桂離宮に行ってきました。予約制なので前もって準備しておかないとなかなか入れず、また小学生以下が入場できないため、これまで機会に恵まれませんでした。
桜の開花前で新緑もあと少しと木々がさみしい時期でしたが、十分に楽しめたので紹介します。

桂離宮は簡単に説明すると平安時代の貴族の別荘で、建築の教科書に載るようなすごい建物です。見学はガイドさんの解説を聞きながら、広大な庭を巡っていくツアーとなっています。

まず最初に賓客が出入りする門です。門の前の道には実は工夫が施されていて、奥に向かって細くなるように作られています。来るときはアプローチの長さを短く感じさせ高揚感を、帰る時は長く感じさせ名残惜しさを演出。こういうさりげないテクニックがすばらしい。

また門から入った後の道には丸い石が敷き詰められています。コンクリートで固めている訳ではなく、石のカタチを見ながら丁寧に隙間なく並べれています。ものすごく手間のかかる作業です。

松琴邸の有名な市松模様の床の間
自然の中に突然現れる幾何学模様ですが、とても美しく訪れた人を楽しませてくれます。

笑意軒は船着き場があり、船でも来られるようになっているようです。なんとも風情があります。
また室内の窓からはきれいな景色が絵のように切り取られています。窓の位置や窓から見えるものなど完璧に計算されており、いたるところで感動します。

メインの建物である書院はどの部屋からでも庭が楽しめるような形状になっており、配置が絶妙です。建物の大きなデザインもすばらしいのですが、庭の細かなデザインも抜かりなく素敵です。

約1時間のツアーでしたが、本当にあっという間でした。
日本の美や自然との対話など建築設計においてとても大事なことを改めて学ぶことができました。
ガイドさんの説明もとても分かりやすく、また別の季節でも見学したいと思います。

宮内庁/桂離宮のサイト

福田建築設計室 一級建築士事務所

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