最新の蓄電池のすぐれた機能

現在計画中の住宅が太陽光パネル+蓄電池の設置を希望されていたため、取り扱い業者さんに来ていただき、詳しく説明してもらいました。普段の設計では積極的に太陽光発電を取り入れる方ではないため、しばらく情報を入れてなかったのですが、大手メーカーの撤退やパネルの進化などここ数年で結構変化があったようです。今回特に驚いたのが最新の蓄電池の機能です。

蓄電池と言えば、太陽光パネルとセットで設置するもので、昼貯めて夜使うということと、停電時に活躍するという程度の知識しかありませんでした。話を聞くと最新の蓄電池にはすごい機能がありました。

深夜電力を貯めて使う

電気温水器などは安い深夜電力でお湯を沸かし、保温して使っていますが、それと同じように、深夜電力を蓄電池に貯めることで昼間の電気も深夜料金の安い電気代で使うことができ、電気代がお得になるという訳です。

最近では太陽光パネルを設置していなくても、蓄電池だけ設置している方もいらっしゃるそうで、感心しました。あるメーカーでは30年という長寿命の製品があり、メリットがありそうです。

気象情報や警報と連動

蓄電池にAIが内蔵されており、一日の電気使用量を計測し予測します。太陽光パネルを設置していれば、翌日の天気予報から発電量を予測し、深夜電力で貯める量を調整します。

また台風や大雨など警報が出た場合に、強制的に蓄電池を満タンにし、停電に備えます。

省エネについて考える

現在住宅の省エネ化が進んでいます。太陽パネルの設置については美観や雨漏り・リサイクルの問題などあり、また周りの環境によっては日当たりが悪く効果が少ない場合もあると思います。その点、蓄電池はどの家庭でも設置することができ、昼間集中する電力を深夜時間にずらすことで使う方も電気を作る方もどちらもメリットがあるのではないでしょうか。災害時の備えにもなり、蓄電池の採用はこれからの省エネ時代に役立つのではと思います。

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