岡山にある「旧閑谷学校」に行ってきました。
国宝や重要文化財に指定されており、歴史的にもとても貴重な建物ですが、詳しい説明は省略します。
それよりも建築として建物のみならず、外構や配置計画などみどころ満載です。
まず目を引くのが赤い瓦。備前焼瓦だそうで、一枚一枚微妙に違う色の集まりがとてもきれいです。
そして、こけら葺き(木材の板を重ねたもの)の屋根に棟の焼瓦の組み合わせ。初めて見たが、かっこいい!
そんな建物よりも、もしかしたら楽しみにしていたのがこの左側の石塀。
分かりにくいかもしれないが、上が丸くなっており、とてもレベルの高い仕上がりです。こんなきれいな石積みの塀は他に例がありません。これが敷地をぐるーと囲んでいます。
武士の子供が生活し、学ぶという用途に対し、緑に囲まれた気持ちの良い環境と建物や塀にまで施された美しいデザイン。当時の設計士?大工?の考え抜かれた計画にとても刺激を受けました。